「各社エンジニアがぶっちゃけます!AWS界隈で働くイケてるエンジニアのスキルセットとは?」に参加してきました
イケてるエンジニアになりたい?!
AWS界隈で働くイケてるエンジニアのスキルセットのお話が聞けるとのことでちょっと興味があって参加してきました。
Sansanさんとサーバーワークスさんの各エンジニアが各テーマでお話してくれます。
資料はほとんどなく、各エンジニアが口頭で答えていたので必死でメモしていました。Twitterで色々呟いたのを清書にしただけですが…。
入社後のギャップ
- 今までの会社とはスピード感が違った
- 技術導入の早さ、多さ
- ベンチャーなのに.NET(C#)を採用していて転職によるスイッチングコストが無かった
- 前職と異なり、自社サービスなので自分たちがリリースしたいときにリリースする
- プロダクトに関わるエンジニアの裁量の大きさ。プルリク一つで取り込まれる
- 組み込みからRailsへ転換した際に言語の壁は無かったか
- あった。独学で学び、面接時のアピールにした
- 案件自体のスピード感
- 転職前に養った低レイヤーの技術はクラウドになっても役に立つ
- ネットワークなどの基本的な知識は大事
- クラウドになって物理の話をしなくなった
- データセンターにも行かなくなった
- ラックに数台載せているサーバーに電源入れたら落ちるという恐怖が無くなった
意外と前職でも業務系でJavaや.NETをやっていた人が多かった。それに比べるとベンチャーらしくスピード感に驚いたそう。また、クラウドで高レイヤーでのやりとりが多くなったとはいえ、やっぱり低レイヤーの知識は大事。当然でしょうね。
部署の組織体制、チームの雰囲気
- 大きく課が分かれているが、その中にいくつかのチームがある
- エンジニアと2,3人のチームが多い
- リモート飲み会がある。家に帰って用事を済ませたらGoogleハングアウトで乾杯
- そのまま寝れるのが良いところ
- 役職持ちの上司もいるが、特に強い上下関係もなくフラットな関係を築けている
- リモートワークが多いが、ハングアウトやSlackを頻繁に使用しているためコミュニケーションで困ったことはあまりない
- プロダクトマネージャーとデザイナーがプロダクトの仕様を決め、そこからエンジニアとモノを作る
- チームリーダーだが飲み会にもあまり行かないし残業もあまりしたくないし喫煙もしないのでチームメンバーとのコミュニケーションとしてアイスブレイクを厚めにしている
- 1 on 1でリーダーとメンバーで話す機会を設けている。仕事やプライベートの悩み相談など
- 朝会、夕会両方実施している
- チームは細かく決めておらず、リソースに応じてアサインしている
リモートについて、他の会社さんだとやっぱりリモートはコミュニケーションがどうしても難しいと課題であったのでその差はなんだろう?気になるところ。
少人数のチームなのでフットワークは軽そう。ただ、メンバーとのコミュニケーションにかなり時間を割いていると感じた。この辺りは自社サービスの強みかな。
各社のエンジニアの傾向
- 個性が強い人材が多い
- フロント周り、データ分析、インフラなど特化した人材が多い
- そのため個人の強みを活かしたタスクアサインが増えてきた
- 30代になると技術ができるだけでなく、技術を活かして何ができるかが重要になる
- 技術が目的な人は落ちる傾向。技術は手段であり、価値にコミットできるかが重要
- 自分が得意とする分野を広げていける環境
- いろんなおじさんがいる
- おじさんがたくさんいる
- 何かのプロフェッショナルになるとすぐに○○おじさんと呼ばれる
- 尖った人材が多い
- 好奇心が強い。キャッチアップしている人も多い
- AWSが好きな人が多い
- やる気があれば不得意なこともなんとかなる
- 即戦力じゃなくても目の前の課題を自分のことのように巻き取ってくれる人はいっしょに働きたい
- チームとして能力を発揮できる人がいい
- まわりとコミュニケーションしながら仕事ができる人
- AWSの経験なくてもどんどん応募してください
…あれ、いつの間にか採用条件の話になっている…。
自分の価値がわかっている人はいいお話できると感じました。あとおじさん多い。
これからエンジニアとして身につけておくべきスキル
- 考えてすぐに手を動かせる行動力
- 事業であることは大前提。求められていることを自分がどのようにして解決できるかが求められる
- 知らないことや教えられたことに対してその時点で止まるのでなく、そこから半歩進んで自分の領域を広げる力
- アウトプット技術
- クラウドのスキル
- インフラのスキル
- 新しい技術へのキャッチアップ
- 相手に伝える力
- I字型でなくT字型の技術を持つ人材。広く浅くも大事
- ただ聞いたことをアウトプットするのではなく、自分で咀嚼した内容をアウトプットすることが大事
クラウドのスキルとかインフラのスキルとかは後でも身につくとして、技術者としての心構えや素質の話をしている人が多かったかな。行動力、好奇心、アウトプット、伝達能力など。そして、会社として事業として考えられるかどうか。趣味じゃない。このあたりはどの会社でもそういう人材を求めていますね。
AWS環境での開発の魅力的な部分&苦労話
- 欲しい機能がいい感じにパッケージングされている
- SDKがあるのですぐに試せる
- バックエンドの知識を知らなくても機能を使える
- AWSの中でブラックボックス化されていてよくわからない動きをするときがある
- スケールはお金で解決するからどんどん使おう!
- …と考え無しに色々やっちゃうのは良くない
- インフラ環境を一瞬で構築できてしまうのは魅力
- APIで操作できる
- 自動化も簡単
- AWSコミュニティが密なので情報交換が楽しい
- 聞けば解決することが多い
- 手段がたくさんあり、AWSのデザインパターンがある
- そしてすぐにアンチパターンになる
- 情報が早いので追いつくのが大変
- 枯れていないサービスだとバグがあったりドキュメントに載っていなかったりする
- AWSはアップデートもバグも何から何まで早い
- スピードに乗れると快感を覚える
AWSならでは!なのはやっぱり機能がパッケージングされているというのとSDKが提供されているところですかね。実は私はAWS使ったことがないのでこの辺よくわかっていないのですが、色々な機能と用途に向けたサーバーがあるのは存じているのでそこのことかなと。あとはクラウド共通の利点だったかな。
質問タイム
- Q:オンプレからAWSへの移行における違和感は?
A:GUI上でポチっとするだけでサーバが立ち上がるのが不思議で仕方なかった。ネットワークもVPNもサブネットもルーティングも簡単。予算はだいたいで見積もり、フレキシブルに調整すると幸せになると思う
Q:従量制はデメリットでもあると思うがどうか
A:客がコストをどう見るかは様々。客からは固定費用で計算することも多い。だからといって「クラウドの使い方はそんなんじゃダメだよ」なんて説明は絶対にしてはいけない。従量の強みを説明する。
Q:IoCはコードを書かないインフラエンジニアでも書けるものなのか。書いたほうがいいのか
- A:書いたことがないなら書いてみる。今はYAMLはJSONで定義した通りに構築されるのでとても使いやすい。やった方がいいだろう
私も以下の質問をしたかったのだけれど時間切れでした…。
- AzureでなくAWSを採用した理由と、Azureと比較した際の強み/弱みは?
- DevOps(10 deploy par day.)できてますか?
転職を考えている皆さまへメッセージ
- 転職する会社に自分がどう貢献できるかを考える
- 自分がその会社で楽しいかどうかは大事
- 転職すると得るものと失うものがある。リスト化するといい
- だいたい、隣の芝生は青い
- いざ入ってみると青くない…
- じゃあ自分が青くしよう
- 転職活動は自分を客観的に見れる
- 自分はこれからどうしたいのか
- 自分は何が不足しているのか
- 自分は何を優先したいのか
- など、自分を見直すきっかけになるので転職オススメ
- 多様性を大事にする会社は良い
- 気になる会社があれば訪問したり、勉強会を開催していたら参加したりして話を聞くのが一番早い
- とにかく動いた方がいい
- 悩むより動いてしまった方がいい
- 結果はどうあれ突っ込んでみると良い方向に転がることが多い
転職を検討している人にはなかなか刺さった内容だったと思います。自分を見つめ直すのはいいですね。自分にはどんな価値があるのかが見えると動き方も変わるのかなと、転職活動していても思います。
懇親会
ご飯ありがたやありがたや。
このタイミングで先ほどの質問をしてきました。
- AzureでなくAWSを採用した理由と、Azureと比較した際の強み/弱みは?
- DevOps(10 deploy par day.)できてますか?
- 週に2回ほどデプロイできている
- ただし、iOSアプリなどはリリースしてから次のリリースまでのサイクルが長いため慎重にリリースしている
とのことでした。
終えて
AWSの技術の話というより、転職どうですか会場みたいになってしまったのはちょっと残念でした。
というのは、参加者もそんなに転職の話を聞きに来ていた感じはあまりしなかったので。
ただSansanさんもサーバーワークスさんも面白そうな会社っぽいので一度遊びに行ってみたいなと思いました。